
UEFA欧州選手権を戦うスペイン代表の気になったプレーを現在スペイン1部リーグ『カルタヘナ』に所属する荒牧太郎に聞いてみました。
現在、クロアチアで開催されているUEFA欧州選手権。Challenge & Riskの星翔太、荒牧太郎の住むスペイン国内ではスペイン代表の試合が生中継されています。
そこで、今回は「カルタヘナ」に所属する荒牧太郎にUEFA欧州選手権のスペイン代表の試合について、観戦していて気になった部分を語ってもらいました。
今回は大会開幕戦となったスペイン対スロベニアとの1戦を取り上げます。スペインは苦戦しながらも、コーナーからのミゲリンのゴール、アイカルドのミドルシュート、そしてカウンターからトーラスが2得点を決め、スロベニアに4-2で勝利している試合です。

カウンターから2得点を決めたスペイン代表のアラ-フィクソ、トーラス。3人で仕掛ける攻撃に荒牧も注目しました。
3人で攻撃し、ひとりはバランスを見ろ
スロベニア戦でスペインが奪った4得点のうち、荒牧が最も注目したのはトーラスがカウンターから奪った2得点でした。
「スロベニア戦のスペインのゴールはとてもスペインらしいゴールでした。
セットプレー、カウンター。その中で僕が後ろの選手ってこともありますけど、トーラスの2ゴールがとても気になりました。
このカウンターの場面、2得点とも3人の選手が走っているんですよ。
僕が所属するカルタヘナのダビド・マリン監督が練習でよく言っていることがこの場面では再現されていました。
監督は『攻撃では3人が走らないと絶対に得点にならない』って言います。そして必ずファーサイドにも詰めろと。そして攻撃の時は最後尾で必ずバランスをとるようにしろって。
この場面ではトーラスも走っているし、(スペイン3点目の)カウンターはキケも最後尾から走ってきています。後ろの選手が長い距離を走って、数的優位な場面をつくる。
これは新たな戦術でもなければ、決して目新しいことではないです。ただ当たり前のことをきっちりこなし、その決定機を確実に生かす。
スペイン代表の強さがこのプレーに集約されていると思いました。
もちろん選手1人1人のスピード、そしてパスなど質が高い点も見逃せないですけど、何よりもしっかりと走っている。大切なことを再確認できました。
あとはトーラスのランニングですね。(スペインの4点目では)走る角度を変えて、1度ディフェンスから消えている。フリーランニングの角度、そして動き方。すごく参考になりますね。
僕はこういうプレーがすごく好きです」
誰もさぼらずに、当たり前のことを徹底的にこなす。スペイン代表はよく"規律があり、組織力が高い"と評されますが、それを象徴していたのがまさに、荒牧が注目したトーラスの2得点だったのです。

カウンターの起点となったスペイン代表の左利きのアタッカー、ミゲリン。



















